7人を演じるのは、谷山紀章(「君が望む永遠」鳴海孝之役、音楽ユニット「GRANRODEO」など)、岸尾だいすけ(「金色のコルダ」柚木梓馬役など)、浪川大輔(「ヘタリア Axis Powers」イタリア役、「君に届け」風早翔太役など)の人気声優3人。
1人が2〜3キャラクターを演じるという一風変わったスタイルだが、スタッフブログでは「今までにない斬新な企画で一人何役もこなすラジオドラマみたいな仕上がりになっています」と、演出の意図を説明している。また、CD2枚組100トラックという大ボリュームからも、作り手の気合が感じられる作品だ。
恋を紡ぐ7人のキャラクターは「女友だちは多数いるが、本命の前では消極的になってしまう男の子」「既婚者である旧友に恋してしまう男の子」「恋のショックから引きこもりになってしまった男の子」「旅好きの男の子」「上京により変貌してゆく純粋な男の子」など、一癖ある人物から普通の男の子まで幅広い。ちなみに句も詠まれるため、百人一首を学びたいと思っている人への足がかりとしても良さそうだ。