「MUJI BEAUTY」出店の背景には、ナチュラル系コスメ市場の伸びとともに、「無印良品」のコスメティックおよびフレグランス商品の売上が過去3年間120%の伸びを維持してきたことがある。これらの商品は小物のため小さなスペースで多くのアイテム展開ができるほか、平均単価が高く、“小規模高効率店舗”としてのビジネスチャンスがあるとの狙いから新業態の出店を決めた。
また、「無印良品」の中心顧客層は35歳前後だが、コスメティックとフレグランスのカテゴリーでは、若年層の顧客からの支持も厚い。そのため、このカテゴリをスピンアウトさせ、若年層をターゲットとした店舗を展開することで、さらなる「無印良品」の認知度向上を図っていく。そしてコスメティック専門の品揃えを目指すことで、新たな商品開発などにも繋げていく予定だ。
年間の売上げ目標は1億円。今後の出店については福岡の「MUJI BEAUTY」の結果を検証した上での判断となるため、現在は未定だという。