「肉吸い」は、「千とせ」を訪れた喜劇俳優の花紀京が「肉うどんを、うどん抜きで」と注文したのをきっかけに生まれた同店の看板メニュー。鰹ベースのうどんだしに、煮込んだ牛バラ肉を入れたものだ。
このメニューを好むお笑い芸人が多いのは、「千とせ」の近隣に吉本興業の劇場「なんば花月」(1988年閉館)や、「なんばグランド花月」があるから。関西で活動していた頃によく「肉吸い」を食べていたお笑い芸人が、東京に進出してから全国放送のテレビ番組などでその話をする、というパターンによって、徐々に関西以外の地域でも認知されるようになった。
今回、サークルKサンクスが販売するのは「肉吸い」(298円)。鰹節でとったダシのコクと風味、肉のボリュームにこだわった“肉感”が楽しめる。
なお、北陸、関西、中国、四国、九州地区では、「肉吸い」以外に、昨年も販売された「まかない玉丼」(298円)も販売。こちらは「肉吸い」を使った玉子丼をイメージして開発されたメニューで、甘辛い関西風の味付けとなっている。