アニメ「キン肉マン」のロビンマスク役や「機動戦士ガンダム」のドズル・ザビ役などの声で知られる声優の郷里大輔さんが、57歳で亡くなった。郷里さんは東京・中野区の路上で血を流した状態で倒れており、遺書も発見。一部報道では自殺の可能性が高いと伝えられている。旧芸名および本名は長堀芳夫。1月13日に亡くなった田の中勇さん(「ゲゲゲの鬼太郎」目玉おやじ役など)と同じ、青二プロダクションに所属していた。

郷里さんは大柄な男性キャラクターの声を演じることが多く、ロビンマスク役やドズル・ザビ役のほかにも、「ドラゴンボール」のミスター・サタン役や牛魔王役、「魁!!男塾」の江田島平八役、「ゲゲゲの鬼太郎」のエンマ大王役などを務めた。

また、テレビアニメ以外にも、ゲームや特撮作品、洋画の吹き替え、テレビCMやナレーションなど活躍の場は広く、それぞれの活動においての功績も多数。ゲームでは「鉄拳」シリーズの三島平八役や、「戦国無双」シリーズの武田信玄役を担当、洋画では「ロボコップII」のロボコップに声をあてている。

そして、テレビのナレーションでは「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)などで活躍。その声質を生かし、重々しいニュースをさらに際立たせる特徴的な低音ボイスは広く知られている。
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