「360度立体ディスプレイ」はその名の通り、360度どの方向から見ても映像が見られる円筒形のディスプレイ。特別なメガネをかけることなく、立体映像の視聴ができるほか、複数の人が同時にディスプレイの情報を見ることができる。今回、出展されるディスプレイは卓上での使用もOKな小型サイズ(直径13センチ、高さ27センチ)を実現した。
解像度が横96×縦128ピクセルと、現時点の表示能力では利用用途はかなり限られたものとなるが、表示色数は24ビットフルカラー(1,677万色)と十分な能力を持っている。
用途はイベント展示や芸術鑑賞、立体図鑑、家庭向けの立体フォトフレーム、立体テレビ電話、医療立体画像の可視化、仮想ペットなどを想定しているという。そう遠くない将来、この技術がどのような製品に活かされ、世に送り出されるのか、楽しみなところだ。