「NetWalker」はタッチパネル付きの5型ワイドTFT液晶(1024×600ドット)と、キーボードを備えた超小型のノートパソコンのようなスタイルが特徴のネット端末。キーボードは、キーピッチを14ミリ確保したQWERTYキーボードで、光学式ポインティングデバイスも備えている。
通常のネットブックやノートパソコンと異なるのは、OSにWindowsではなく、シャープが独自にカスタマイズしたUbuntu 9.04が搭載されている点だ。しかし、オフィスソフトの「OpenOffice.org」、ウェブブラウザの「Firefox」、メールソフトの「Thunderbird」などが予めインストールされているため、インターネットの閲覧やメール、ビジネス文書の作成/閲覧/編集などが目的であれば、さほど違和感を感じることなく利用できる。また、Ubuntu用ソフトをダウンロードすることで、機能を拡張することも可能だ。
スペックはCPUがFreescale Semiconductor社製のi.MX515 マルチメディア・アプリケーション・プロセッサー(800MHz)、メインメモリが512MB、内蔵メモリが4GB(ユーザーエリアは2GB)、microSDHCカードスロット、USB2.0×1、mini USB×1(ホスト機能のみ)、ワイヤレスLAN(IEEE802.11b/g準拠)、ヘッドホン出力など。駆動時間は約10時間で、サイズはスーツの内ポケットに入るA6サイズ、本体色はホワイト、ブラック、レッドの3色がラインアップされている(※レッドのみ10月下旬発売予定)。