今回のハプニングが起きたのは7月26日、ローマで開催中の「第13回世界水泳選手権」男子4×100メートル自由形リレー予選でのこと。米国のリッキー・ベレンズ選手が柔軟体操を開始した瞬間、背中からお尻にかけて水着が真っ二つに裂けてしまった。
ベレンズ選手はそんなハプニングにもめげず最後まで泳ぎきり、米国チームは無事に決勝ラウンドまで駒を進めることができたが、当人は予期せぬ出来事に気が気でなかった様子。ベレンズ選手は競技後のインタビューで「私は面白いショーをしていたことでしょう」と語っている。
ベレンズ選手が着用していた水着ブランドは、ゾッカリ選手と同じJaked社製「Jaked 01」ではないかと見られている。現在、水泳界では高速水着にまつわるさまざまな事件が起きているが、「Jaked 01」は5月の国際水泳連盟(FINA)による審査で差し戻しを受けた水着。しかし、その後FINAに再度提出したところ認可を受け、今大会では多くの選手が着用しているという。