中国紙「銭江晩報」に掲載された“一風変わった”商品には、次のようなものが紹介されている。
例えば「蚊の死体」。値段は1匹1角(約1,4円)〜1,000元(約14,000円)とバラバラで、「蚊の死体」を売る業者は「すべて手で叩いて殺しました」と商品をアピールしている。また、「性別、大きさは保証しません」「手ではなく殺虫剤を使った『蚊の死体』は事前予約が必要」「蚊は田舎で採集するため、車代、ガソリン代などが別途必要」と、なにやら冗談のようだが本当に販売されているものだ。
浙江省義烏にある同様の業者は「義烏には卸売市場が多く、5,000人ぐらいの外国人が暮らしている。そこで暮らす蚊には多国籍の血が混ざっている」と自社の蚊の“特徴”を宣伝。商品評価欄には、「新鮮で大きい。超安い!」と購入者(?)からのコメントも掲載されていた。
企業だけでなく、個人でも販売が手がけられる「淘宝網」には、ほかにも「(飲料の)フタ」を1,5元(約20円)で売り出している人も。また、「大昔の台所用品」として石を売っている業者もおり、600元(約8,000円)の値段が付いている。商品説明には「あなたの野生の本能を目覚めさせます。思いっきり食品を打って叩いて、日頃のうっぷんを晴らしましょう」とあるが、8,000円の価値がある石なのかは正直わからない。
まさに玉石混淆の品揃えの「淘宝網」。中国のネットショッピング事情の“今”が見られるサイトだけに、どのような商品が販売されているのか、一度覗いてみてはいかが?