ほかの枠に比べ、伝統的に高視聴率を獲りやすい月9枠でひと桁の視聴率を記録した例は過去にない。そのため、「婚カツ!」は第3回の放送時点で、1回あたりの“月9史上最低視聴率”を記録した作品となっていたが、その後も第4回で9.9%、第6回で9.3%とひと桁の視聴率を刻み、さらに第8回の8.9%でワースト記録を更新してしまった。
ちなみに、過去に放送された月9枠の低視聴率作品は「東京ラブシネマ」(平均13.1%)や「僕だけのマドンナ」(平均13.2%)、「東京湾景」(平均13.9%)などがあるが、いずれも13%台を死守。昨年の「秋ドラマ」として放送され、ネットから酷評を浴びていた「イノセント・ラブ」でさえ、平均13.6%でフィニッシュしている。
「婚カツ!」は第8回までの平均視聴率が11.0%と低く、13%台を目指すのも厳しい展開。最終回に向けてよほどの上積みがない限り、平均視聴率でもワースト記録を更新する可能性が高そうだ。