“復活”の舞台となったのは、東京・池袋にあるライブハウス「手刀(chop)」。4月18日に行なわれたライブに、密売KGYダビッドソンが出演していた。1990年代当時の白いピチピチシャツに紫色のスパッツ姿……ではなかったものの、ハウス加賀谷の姿形はほとんど変わることはなく、坊主頭に引き締まった身体は健在のようだ。
また、ネットではいくつかファンによるライブレポートを見ることができるが、ライブでは新曲を含めた数曲を披露した模様。上半身裸、ジーンズ一丁で熱唱し、客席にダイブするなど、激しいパフォーマンスも繰り広げたという。
ハウス加賀谷は1991年にツッコミ担当の松本キックとお笑いコンビ「松本ハウス」を結成。「ボキャブラ天国」に出演すると、奇抜で破天荒なキャラクターがウケ、一気にブレイクへの階段を上る。しかし、ハウス加賀谷の健康状態の悪化に伴い、松本ハウスとしての活動を休止。1999年に解散すると、パタりとメディアで見かける機会がなくなってしまった。強烈なインパクトを持つ芸風だけに、突然消えていったハウス加賀谷に対し、「死亡説」がまことしやかに囁かれたこともある。
長い沈黙を破ったライブでは、「この10年間自分で引退したと言ったことはない!」(フラッシュより)と“復活”を宣言。6月26日にも「手刀(chop)」で行なわれる音楽ライブに出演する予定となっており、今後はお笑い芸人としての活動予定もあるとか。最近ではデンジャラスやX-GUNなど、一時低迷していた「ボキャブラ世代」のお笑い芸人たちが再び表舞台で活躍しているが、そうした流れに乗って、ハウス加賀谷もテレビの世界に舞い戻る日は近いかもしれない。