その「オクトマム」。最初は「単に子供が好きなだけでお金儲けを考えていない」と主張していたものの、その後はギャラを受け取ってインタビューに答えたり、リアリティ番組の契約を結んだりと、やはり「お金儲け」的な行動が目立ってきて、周囲は困惑しています。
さらに今度は彼女の通称である「オクトマム」をブランド名に、おむつの広告塔として働くことが明らかになりました。彼女の家ではおむつの使用量がシャレにならないほど多いのは確かですから、この選択は正しいのですが、こうした行動を快く思わない米国人も少なくないようです。
さて、この「オクトマム」ブランドを可能にするには、その名称を商標として登録しなければなりません。ところが、ナディアさん自身が申請を試みたところ、すでに誰か他の人が登録をしてしまっていたとのこと。登録商標は基本的に早い者勝ち。もし本当に彼女がこの「オクトマム」の商標を使用したい場合には、今のオーナーから買い取るしか方法はありません。
米国では話題になった言葉を誰よりも先に登録し、その後、商標をどうしても手に入れたい人に対して「取引」を持ちかけるビジネスが多いのです。どうやら今回も、「オクトマム」の話題性を見込んだ誰かが、先にこの名称を登録したということ。
ナディアさんが今後、この商標を手に入れることができないとすると、おむつのビジネスチャンスおよび、リアリティ番組の出演にも障害となる可能性があります。取引額がいくらになるのかは判りませんが、果たして彼女が合法的に「オクトマム」を名乗ることができる日は来るのでしょうか?