これは、英宗教学シンクタンクTheosが行ったもの。占いに関する質問も併せて行い、2060人から回答を得た。その結果、英国民の55%が「死後の世界」の存在を信じていることが明らかになった。
さらに、「死後の世界」の存在を信じるとした55%のうち、27%が「輪廻転生」を信じると回答。キリスト教徒の多い英国でも、仏教的な考え方を示す人が少なくないようだ。また、1951年に世界的な調査会社ギャラップが行った同様の調査と比較をしたところ、幽霊を信じるとした人は10%から39%へ、星占いが6%から22%、タロット占いが7%から15%と大幅に増えたことが明らかになった。
Theos責任者のポール・ウーリー氏は、この結果を「科学によって全てが説明できるという見方が数十年前に終わり、人々は多様な考え方をしている」と分析。約50年間で大きく科学が進歩した中、依然として解明されていない現象の捉え方が異なるのは当然のことかもしれない。非科学的な幽霊や占いを信じる人の割合が増えている結果に、科学者の感想が気になるところだ。