このランキングは、この1年間で同団体施設に犬を持ち込んだ飼い主の言い訳の中でも、最も無責任な発言をピックアップしたもの。1位は「この犬はソファーに合わないから」。犬よりもソファーのほうが大事といわんばかりだ。家具との調和を理由にしている飼い主はほかにもいて、「この黒毛の犬は新しく買った白いカーペットに合わない。白い犬と交換できるか?」が3位に入ってる。
2位は「この犬はデヴィッド・ボウイのように左右の目の色が違うので、悪魔のように見えるから」。以下、「家の中で犬を飼うとペットのモルモットが怖がるから」「クリスマスプレゼントの包みをすべて開けてしまったから」「カウンターで冷ましていたクリスマス用の七面鳥を食べたから」など、あきれる言い訳ばかりだ。
このほか、スタッフォードシャー・ブル・テリアに関する良くない報道を見て混乱し、里親探しを頼んできた人、犬を洗っているときにおしっこでつまづいて翌日に持ち込んできた人、さらには「犬が歳を取りすぎたから」として子犬と交換するよう迫った人もいたのだとか。
こうした現状について、同団体最高責任者のクラリサ・ボールドウィン氏は「ここで挙げた理由の数々は、あまりに常識外れで悲しくなる。犬を飼うことは、その生涯の責任を負うということ。犬はアクセサリーでも、数か月で交換したり捨てたりできるようなアイテムでもない」と怒りをあらわにしている。