調査は、全国に住む15歳以上の2,472人(男女半数ずつ)を対象に行われた。家族と同居してる未婚者は899人、既婚者は1,030人となっている。
その結果、四季を問わず8割以上が毎日入浴し、冬でも毎日洗髪している人も7割以上にのぼった。平均入浴時間は、10代未婚女性の約42分が最長となっている。入浴の目的(複数回答)では「体の清潔を保つこと」が94.6%、「疲れを癒すこと」が70.1%と2つに集中。このほか、10代未婚女性では「ムダ毛の処理」「歌を歌う」「音楽を聴く・ラジオを聴く」などで長湯を楽しんでいるようで、15%が「携帯で電話やメールをする」と回答している。
また、風呂掃除の担当者を尋ねたところ、20〜40代の既婚男性の4割が自分と回答。しかし、未婚で家族と同居している男女899人のうち51.4%が「母」または「父」としており、自分が担当している人は37.6%にとどまった。
既婚者1,030人を対象とした夫婦での入浴に関する調査では、全体の65.6%が「とても良いことだと思う」または「良いことだと思う」と回答。しかし、男女別では男性の73.6%に対して女性は57.4%、「夫婦で一緒に入浴したい」でも男性45.4%、女性25.2%となっており、男性のほうが夫婦一緒の入浴に積極的のようだ。実際に夫婦で入浴をしている人は39.3%(20代68.4%、30代46.1%、40代35.4%、50代27.2%)にとどまっている。
夫婦での入浴の利点では、20代では「二人だけの時間が持てる」「楽しい」などの意見が多かったが、年代が高くなるにつれて「時間の節約」「省エネ」などの現実的な回答が目立った。