花畑牧場の「生キャラメル」は新千歳空港の土産物売り場や通販サイトなど、限られた販路でのみ購入できる商品。在庫がすぐになくなり、売り切れの状態が続くことも多いため、なかなか手に入らない商品としても知られている。各地のデパートなどで行われる「北海道物産展」の類には頻繁に出店しているが、それも午前中には売り切れてしまうほど、いまや「北海道スイーツの代表格」といっても過言ではない。
こうした成功から、田中義剛とともに「生キャラメル」がメディアに取り上げられる機会が増えているが、不幸にも、過熱する「生キャラメル」ブームに絡んだ事件が起きてしまった。北海道新聞などによると、「生キャラメルを30個くらい欲しい」と29歳の男が電話で申し入れてきたが、1人5個までの販売制限をかけているために花畑牧場が拒否。すると男は右翼団体名を名乗り、「バスに乗って、黒い服着て、ヘルメットかぶって行くぞ」と脅迫したという。ただ、男はすぐに逮捕され、幸いにも被害は出なかった。
逮捕された男は警察の取り調べに対し、「贈答品に欲しかった」と供述しているそうだ。