そんなドバイに、またしても風変わりな建造物が誕生することになった。24日に、イタリア人建築家のデビッド・フィッシャー氏が発表したのは、80階建ての各フロアが回転し、どのフロアも360度の眺望を楽しめるという「変形ビル」。展望フロアなど、一部のフロアが回転するビルは古くから、そして日本にも存在しているが、各フロアが回転するというコンセプトは世界初だ。
YouTubeには実際に回転する様子をイメージしたムービーがいくつか公開されているが、「直立不動」が当たり前の従来のビルとは全く趣を異にしている。例えば、そう、ビルの形状は多少異なるが、ルービックキューブを積み上げて、各段がそれぞれ回転しているようなイメージだ。
同氏の発表によると、総事業費は7億ドル(約750億円)程度を見込んでおり、完成は2010年を予定。また、ドバイに建設後は、モスクワやニューヨークにも建設する計画があるという。