そんな松井選手が、現在発売中の「週刊文春」に「レギュラー争い」や「日本球界復帰の可能性」などについて語っているなり。昨オフはトレード要員として名前が挙がるほど、かつての輝きは失われ、苦境に立たされている松井選手の今現在の心境はどのようなものなのか、赤裸々に語っているなりね。
「いままでと立場が違うことは十分分かっています」
「今年は、特に守備については、ほとんど評価ゼロだから」
「契約のことを考えれば、今年が大事な年になるのは分かっています」
「(ヤンキースに)しがみつくという気はない」
「(日本球界に)戻るのも勇気がいることでしょう。(自分がメジャーの魅力に)とりつかれているかは分からないけど、僕は戻りたいという気持ちがないから。その選択肢はない」
松井選手自身としても、相当な危機感を持って2008年を迎えていることがよく分かるなりよ。ナショナル・リーグの最優秀監督に選出されたこともある切れ者、ジョー・ジラルディー新監督の構想からは外れ気味で、レフトの先発候補に自分が入っていないことも自覚しているそう。
もしメジャーで上手く行かなくなったときには、また日本でプレーを……と願うファンは多いなりが、日本球界復帰の可能性について、松井選手は「僕は戻りたいという気持ちがない」とキッパリ否定しているなりよ。これまで古巣の巨人や、ドラフトの頃からファンを公言していた阪神への「移籍」が噂されたことがあるものの、その可能性はゼロのようなり。
昨年11月にひざの内視鏡手術を受けた影響が、今シーズンにどの程度表れるのかは不安なところなりが、かつての輝きを取り戻すような活躍に期待したいなりね。