ケータイゲームポータル「スクエニモバイル」で配信が始まったのは「トバルM」。「トバルNo.1」と、その続編である「トバル2」(1997年発売)の世界観やゲームの基本システムはそのままに、片手でも操作がしやすいよう、ケータイ向けに最適化が行われた作品だ。
操作方法は「簡易操作モード(片手プレイ向き)」と「通常操作モード(両手プレイ向き)」の2つを用意。「簡易操作モード」では、方向キーのみの操作が可能だ(攻撃か、移動かは相手との間合いを自動判断して動く)。また、どちらのモードでも利用できる機能として、ケータイのキーでは入力しづらいコンボ技をあらかじめ登録、一発で呼び出すことができる「マクロ機能」も搭載。ケータイでも本格的な3D格闘ゲームが楽しめるよう、工夫が凝らされている。
ゲームモードは、ライバルを撃破しながら、最後に待ち受けるボスを倒す「トーナメントモード」と、AIのキャラクターを育成する「AI育成モード」を用意。後者は自分の攻撃や防御のパターンを「学習」させていくことで、AIを強く育てていくモードだ。
格闘ゲームとしての「トバル」シリーズの評価は、「鉄拳」や「バーチャファイター」には遠く及ばないものの、スクエニ、鳥山明、そして豪華なスタッフによって制作されたという意味では、ゲーム好きなら一度はやっておきたい作品だ。ケータイで復活を遂げたこの機会にぜひ。