モバイルゲートの「ドコデジ・オクトパス」は、自動販売機に見立てたデザインの紙のPOP。おサイフケータイ対応の携帯電話をかざすだけでモバイルサイトへのアクセスが可能で、折りたためる紙のPOPのため、設置場所を選ばない点が特徴だ。
今回の「宿デジ」は、同社と日本旅行が提携して開発したもの。まず、タッチ面下方にある「マスタータッチポイント」におサイフケータイをかざし、続いて描かれている宿泊施設にタッチ。再度マスタータッチポイントにタッチすると、携帯電話に該当宿泊施設が予約できる「宿ぷらざ」のモバイルサイトのURLが表示され、画面の指示に従っていくと予約が完了する。
利用には宿ぷらざへの登録(無料)が必要で、決済方法は現地払い。試験運用では「伊豆・箱根特集」として、利用者に好評だった箱根、熱海、伊東、伊豆の各地区の宿泊施設20カ所が登録されている。
渋谷支店での試験運用の結果を見て、改良を加えながら日本旅行の他の支店やファミリーレストラン、コンビニエンスストアなどにも展開していく予定。自動販売機形式で宿が予約できるとあって、旅の準備がさらに手軽になっていきそうだ。