そんな「鉄腕アトム」がいま、ハリウッドでフルCG映画として新たな生命を吹き込まれようとしているなりよ。これは、ワーナー・ブラザースが2009年の公開を目指して準備を進めているもので、香港の大手アニメスタジオであるイマージ・アニメーションが制作を担当しているなりね。イマージ・アニメーションは日本ではあまりなじみのない会社なりが、米国で今春公開された「忍者タートルズ」のフルCG映画「TMNT」や、2009年の全米公開を予定しているフルCG映画「Gatchaman(科学忍者隊ガッチャマン)」などの制作も行っているなりよ。
このハリウッド版「鉄腕アトム」の公開はまだまだ先の話なので、日本人の手を離れたところでどのような作品に仕上がるのかは全く予想ができないなりが、ほんの少しだけイメージを掴めるコンセプトアートが、米国の映画情報サイト「firstshowing.net」に掲載されたなりね。
掲載されたコンセプトアートは、アトムが左手を突き出しながら空を飛んでいるイメージ。気になる画風は現代的に、かつやや米国風にアレンジが加えられており、パッと見は「凛々しいアトム」といった面持ちなりよ。手塚治虫のオリジナルのアトムは、「ロボットなのに人間の心を持つ」という、優しい柔和な印象が強かったなりが、コンセプトアートからはそこまでのキャラクター像は見えて来ないなり。何かに向かって戦いを挑んでいるシーン……のようにも見えるイメージなので、ほかのシーンではオリジナル同様、心優しきアトムの雰囲気が出てくるのかもしれないなりが。
日本人なら誰でも知っている「鉄腕アトム」のハリウッド版ということで、必然的に注目度も高い同作品。今後も何か新しい情報が分かり次第、お伝えしていくことにするなり。