世界選手権での優勝後は、幸か不幸か本業のお笑いコンビとしての仕事よりも、エアギター絡みで注目される機会が増えた「ダイノジ」。今年2月には、日本武道館で行われたオーストラリアのロックバンド、ジェット(iPodのCMに使われ、大地洋輔が世界選手権で使用した曲「Are You Gonna Be My Girl」のバンド)の来日公演に飛び入り参加して、本人たちの前でエアギターを披露したほどなりよ。
あの優勝からもう1年。今年も世界選手権の季節がやってきたなりが、ダイノジ大地はまたしても快挙を成し遂げたなり。世界18か国から集ったエアギターの猛者たちを退け、英国のZAC・MONRO以来、史上2人目の世界選手権連覇の偉業を達成したなりよ。ちなみに、今年の演目はTHE OFFSPRINGの「Come Out And Play」だったなり。
連覇の興奮も覚めやらぬ中、ダイノジ大地は公式ブログに喜びのコメントを掲載。「やりました!!二連覇しちゃいました!!何が何だかわかりませんがやりました!つっても日本じゃもう飽きられてるからあんま意味ないんかな?でもやっぱり嬉しいもんは嬉しいッス!応援してくれた人はアリガトー\(^O^)/」と、やや自虐的ながら、率直に喜んでいる様子が伝わってくるなりね。
ただ、昨年優勝時の動画が公開されているYouTubeでは、外国の皆さんから酷評を受けている様子。太めの体格と、虎があしらわれた凄まじいデザインのセーターのインパクトが強すぎるため、本来のエアギターのパフォーマンスとは異なるところで評価されすぎていると批判にさらされているなりよ。
そのため、今年も世界選手権を制したことは快挙ではあるものの、「外国からの反響を考えると素直には喜べない」という気持ちでいる人も少なくないようなり。とはいえ、ちゃんと世界選手権の審査員がダイノジ大地を選んだわけで、優勝したこと自体には、彼に非があるわけではないなりが。
本人もコメントしているように、日本におけるエアギターの「人気」は下降気味。一時ほどの盛り上がりはなくなってきたなりが、今回のダイノジ大地の連覇によって、またエアギターの火が盛り返すかもしれないなりね。個人的にはコンビとしての「ダイノジ」の漫才が大好きなので、お笑い芸人としての仕事にも力を入れて欲しいなりよ……。