でも、9月10日前後に発表されると見られている「Rolly」は、そんな消費者の期待感や想像を遙かに超越した、ちょっと毛色の異なる製品のようなり。YouTube上には「Sony Rolly - Commercial」と名付けられた動画をはじめ、いくつか「Rolly」のプロモーションムービーと思われる動画が公開されているなりね。
動画に映し出されているのは携帯音楽プレーヤーの類ではなく、エンターテインメントロボットのようなたたずまいの製品。音楽に合わせて回転しながら踊るタマゴ型の物体が「Rolly」の正体のようなりよ。日本人なら、その動きはどこかで見たことが……と感じる人も多いはず。そう、「機動戦士ガンダム」に登場したロボット「ハロ」のような、「耳」の部分が音楽に合わせて小刻みに動くという、純粋な音楽プレーヤーにはない変わったアクションを見せてくれる製品だったなりね。
ちなみに、ソニーは2002年にパシフィコ横浜で行われた「ROBODEX2002」において、「ヒーリングクリーチャー」と呼ばれる球形のデザインを採用したロボット「Q.taro」を出展しているなり。この「Q.taro」は床に転がしておくと、光を放ちながら動き回るというロボットだったなりが、「オーディオ機器を接続すると音に合わせて踊る」と紹介されていたなりね。本体には36個のセンサーが内蔵されており、障害物を認識しながら自律的にゴロゴロと動く、とも。ひょっとすると、「Rolly」は「Q.taro」で培った技術をベースに開発が進められた製品の可能性もあるなりよ。
まだソニーから正式に発表されたわけではないので、「Rolly」がどのような製品なのかは推測の域を出ていないなりが、もしYouTubeにアップされている動画がホンモノならば、ある意味「画期的」な製品であることは間違いないなりね。「iPod」とはまったく別カテゴリの製品という印象ではあるなりが……。