「期日前投票」は2003年12月、公職選挙法の改正に伴って創設されたまだ比較的新しい制度なりが、こうした便利な制度があるにも関わらず、特に若い年代は政治への関心が低い傾向が強く、「選挙には行かない」と決めている人も少なくないなりよね。こうした現状を少しでも改善したいと願う意外な人物が、若者に向けた動画メッセージをYouTubeで発信しているなりよ。
そのメッセージの主は現役を引退後に世界を放浪し、最近はモナコ公国に拠点を構えたとも伝えられているサッカー元日本代表の中田英寿。春先には安倍首相の側近でもある自民党の鈴木政二内閣官房副長官との「密会」が報じられるなど、政界転身云々はともかくとして、政治に強い関心を持つ中田英寿が「多くの問題を抱える日本を変えるため、選挙への投票を広くPRすべきだ」(朝日新聞より)と考え、自主制作したのが、「Take Action! 7.29」と名付けられたこの動画なりよ。
米国ではYouTubeを使った選挙戦がいまや「常識」となりつつあるなりが、日本では立候補者のネットでの選挙活動が公職選挙法で禁じられているため、YouTube上にはあまり日本の政治に関係する動画は見られないなりよね(オモシロ系の政見放送などはゴロゴロしているなりが……)。そういう意味では、直接選挙に関わっていない中田英寿がこうしたアクションを起こしたことは、ひとつのエポックになる可能性はあるなりよ。この呼びかけがどの程度の効果を発揮するかは分からないなりが、こうして話題になっていることは事実なりからね。
有権者の皆さんはぜひ、29日には投票所へ!