昨年公開された「カーズ」は、日本での興行収入が約22億円止まりと、「ファインディングニモ」(2004年)が記録した約110億円の約5分の1、「MR.インクレディブル」(2005年)が記録した約52億円の約半分と相当な苦戦を強いられる結果に。それだけに、今夏公開される「レミーのおいしいレストラン」(7月28日公開)では巻き返すことができるか、注目を集めているなりね。過去の作品に比べるとそれほど公開前の「熱」が弱い印象を受けるのが不安なところではあるなりが、ピクサーファンの期待は高いなりよ。
さて、「レミーのおいしいレストラン」のあと、ピクサーがどのような作品を制作していくのかも気になるところなりが、タイム誌の最新号に今後3年間のラインアップが明かされていたなりよ。どのような作品の準備が進められているのか、簡単にまとめておくと。
◎ピクサーの公開待機作品
・「WALLE/ウォーリー」(2008年公開)
→チャールズ・チャップリン監督の「街の灯」のリメイク。「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントンが監督。
・「アップ」(2009年公開)
→老人の冒険活劇。「モンスターズ・インク」のピート・ドクターとボブ・ピーターセンが監督。
・「トイ・ストーリー3」(2010年公開)
→シリーズ最新作。「トイ・ストーリー2」と「ファインディング・ニモ」の共同監督だったリー・アンクリッチが監督。
いずれもまだ詳細は分からないなりが、来年公開される「WALLE/ウォーリー」はピクサー初のリメイクモノ。とはいえ、舞台は未来、主人公はロボットと、設定だけを借りたオリジナル作品と考えても良さそうなりよ。2010年はまだまだ先の話なりが、どのような作品に仕上がるのか、今から待ち遠しいなりね。