大家投手は昨年まで所属していたブルワーズをFAで離れ、今シーズンはブルージェイズと年俸150万ドル(約1億8,000万円)+出来高払い(最高約3億6,000万円)で契約。4月29日に先発したレンジャーズ戦では野茂英雄投手に次ぐ、日本人メジャーリーガー史上2人目の「メジャー通算50勝」の記録を達成するなど、活躍が期待されていたなりよ。ただ、その後は白星から見放され、これまで10試合に登板し、2勝5敗、防御率5.79の不振に陥っていたなりね。
6日に行われたデビルレイズ戦でも3回1/3を投げて10安打5失点と厳しい投球内容。立ち直る気配が見えてこない中、不振が続くブルージェイズのチーム事情も相まって、7日に電撃的に戦力外通告を受けてしまったなりよ。日本では考えられない電光石火ぶりなりが、メジャーではしばしば見られるケース。常に結果が求められる厳しい世界なりね。
今後、ブルージェイズは大家投手のトレードを模索するか、ウェーバーにかけられ、そこで移籍先が見つからなければ自由契約に。31歳という年齢、好不調の波が激しい点、成績に見合うかどうか判断が難しい年俸水準など、諸条件を考慮するとメジャーだけでなく、日本球界への復帰も視野に入れる可能性もありそうなりよ。
けがをしているなど、体調面に不安があるわけではないので、移籍→即登板もできるだけに、一日も早く次の球団が決まると良いなりね。