ただ、「Photoshop」が高機能なのは誰もが認めるところなりが、それと比例するように価格もかなり高額なのも知られていること。基本的にはプロ用のソフトなので個人で購入するには敷居が高いため、世界中で海賊版やファイル交換の「餌食」になっていることにAdobeも頭を悩ましていたなりよ。
こうした状況を回避するために海賊版対策として認証システムを採用する一方、個人向けのラインアップを拡充。「Photoshop」の機能を絞って初心者でも扱いやすいようにした「Photoshop LE」「Photo Deluxe」「Photoshop Elements」などのバージョンをリリースすることで、徐々に個人でも「Photoshop」の世界を利用しやすい環境が整ってきたなりね。
そして、Adobeが次に用意しているのは「Photoshop」のWebアプリ化だったなりよ。CNETによると、オンラインサービスで既存製品を補完するのが狙いで、位置づけとしては「入門版」になるそう。広告で収益を得る考えのため、Webアプリ版は無償で提供されるなりよ。インターフェースや動作速度がまだ分からないなりが、数多ある画像編集系のフリーソフトや低価格ソフトにとって脅威になるのは間違いないなりね。
Googleが提供するワープロ&表計算アプリ「Google Docs&Spreadsheets」が人気を集めるなど、高機能なアプリケーションをWebアプリとして無償提供するのが最近のネットの大きな流れ。ユーザーにとってはもちろん嬉しい状況と言えるなり。「Photoshop」Webアプリ版の日本投入時期は未定なりが、首を長くして待つとするなりか。