先日、今年の「コクヨデザインアワード」の受賞作品が発表されたなりが、例年に負けず劣らず、かなり魅力的な文房具が続々と登場。製品化を前提としたコンテストではないなりが、実際に小売店に並んでいたら思わず手に取りたくなるような文房具は、まさに一見の価値アリなりよ。今年はどのような作品が受賞したのか、簡単に見ておくことにするなりね。
◎「コクヨデザインアワード2006」受賞作
グランプリ「slice」(野菜をスライスするように使う付箋の束)
優 秀 賞「Leafusen」(時間経過に伴い紅葉する葉っぱ型の付箋)
優 秀 賞「Pin-Bone」(穴を開けずにピンナップできる収納式押しピン)
優 秀 賞「クラストテープ」(テープが自立し、真っ直ぐに貼りやすいテープ)
優 秀 賞「TAS」(スクラッチシールに自分の印をつけられる紙コップ)
今年のグランプリに輝いたのは、タマネギをスライスしていくように、徐々に形状が変化していく付箋「slice」。文房具の中でも、比較的いろいろなデザインの存在する付箋なりが、使っていくうちに「形状」が変化するという、遊び心のある付箋はあまりないなりよね。優秀賞の「Leafusen」も付箋なりが、こちらは「形状」ではなく、ビジュアルの変化によって「時間の経過」を示すことができるのが特徴。付箋に時間軸の意味を持たせたという、なかなか画期的な発想の作品なり。
スタンダードになった製品のスタイルを一度壊し、さらに便利なものにするのは大変な作業なりが、これまでそうした試みに実績のあるコクヨだけに、これからもアッと驚くような文房具を開発して欲しいものなり。「コクヨデザインアワード」の作品も、どんどん製品化されますように。