この実験学習は、八幡市の男山東中学校の3年生と八幡高校の3年生の一部を対象に、本年度末まで取り組まれる。京都新聞の記事に掲載されている写真によると、ソフトは「中学英単語ターゲット 1800DS」と「英単語ターゲット 1900DS」(ともにアイイーインスティテュート)が使用されるもよう。上智大学文学部と共同で行われているようで、同学部の池田真講師が現在の生徒の語彙量を調査し、実験終了時と比較するという。
英語力の基本である英単語の学習には、起動時間が早く操作性の高いDSが最適だそうで、同市教委2年前に実験学習への導入に取り組み始め、ソフト開発会社や学校、大学の研究機関と共同して実現にこぎつけたようなのだ。
効果が高ければ漢字検定などの他教科や他校への導入も考えているとのこと。ちなみに、DSは大学と企業から無償で貸与されるのだそう。ぼくが中学生の頃にようやっと学校にパソコンが数台導入されたのだけれど、そのときでもまさかゲーム機が授業に取り入れられるなんて思ってもみなかったのだ。でも、これが荒れた学校だったら、家に持って帰っちゃうヤツとか授業中に「ファイナルファンタジー」などに熱中する生徒が出てくるんだろうなあ。