しかし事件はその後、100人にも上る容疑者が挙がっていたものの、結局真犯人の手がかりはつかめないまま迷宮入りとなってしまいます。事件から9ヵ月後には彼女と同じダンス・スクールに通っていた女の子の自宅に何者かが侵入し、性的いたずらをしたとして、2つの事件の関連性も取りざたされましたが結局捜査は行き詰ってしまったようですね。
さてこの事件の渦中にいたのが、いわずとしれたラムジー家。自宅で遺体が発見されたことや、警察に対する捜査協力に誠意が見られないなどのことから、事件発生当時からジョン・ベネちゃんの両親や兄が真犯人なのではないか?と憶測が流れていました。警察も1度は容疑者リストに家族を加えたことがあるそうです(その後撤回)。真相はもちろん闇の中ですが、もしこれが事実でないのなら家族としては愛する娘を失った上に、犯人呼ばわりされてこれ以上辛いことはなかったでしょう。
そして先日ラムジー家にまた悲しい事件が。ジョン・ベネの母親であるパッツィーさんが卵巣ガンでお亡くなりになったとのこと。1993年に初めてガンと診断され、その後回復したのですが、2002年に再発してしまったそうです。不幸は続いてしまったのですねぇ……。
ご冥福をお祈りいたします。