調査は、3月の第2週に米国の100大学に通う学生1200人を対象に、同社が選んだものに「イン」か「アウト」で回答してもらった。1位のiPodは73%の学生が「イン」と答えている。2位は「ビールを飲むこと」とソーシャル・ネットワーキング・サービスの「Facebook.com」で、ともに71%と僅差だったのだ。
「ビール」が首位を明け渡した97年に1位だったのは「インターネット」。しかし、今年の調査の上位はiPodやビール、Facebook.comのほか、テキストメッセージング(携帯電話のメールなど?)、はしご酒、音楽ダウンロードと、「インターネット」の名前はないのだ。まあ、対象が大きすぎるということもあるけれど。
スチューデント・モニター社のエリック・ウェイル氏は「10年前と同じく、『ビール』はすぐにトップの座を奪還するかもしれないが、iPod人気はまだ注目度が高い」とし、「キャンパスでの飲酒があまりにも多過ぎると懸念する人たちは、大学ではもっと人気があるものが存在するということで安心できるのでは」(以上、ITmediaより)と述べている。たしかに、学生の子供を持つ親は「ビール」の王座陥落を喜んでいるんだろうなあ。
それにしても、米国の学生のなかでこれほどまでビールの地位が高いとは知らなかったのだ。スポーツが一切入っていないことも驚きだし。ウォール真木に聞いたところ、「米国人にとってビールは大人のソフトドリンク」でビールを2〜3本飲んだ後の飲酒運転も日常茶飯事なのだとか。こうした傾向は学生時代から培われているようで、親元を離れる大学入学から激しい飲酒を覚えるのだそう。
この調査を日本でやったらどうなるだろう。きっと「iPod」「飲酒」「ミクシィ」は上位に入るんだろうなあ。あとは「携帯電話」とか「YouTube」だろうか。