さてハンガリーの首都ブダペストにある動物園では、サルたちが大変贅沢な食事をしているというお話。なんでも同動物園では11頭のサルたちに赤ワインを与えているというのです。その消費量、年間に50リットル以上にもなるんだとか。
とはいえ本当のところは、このサルたちが毎晩赤ワインで酔っ払うまで効果に晩酌……というワケではなく、飼育係が毎日少しずつお茶などの飲み物に混ぜて飲ませているだけとのこと。赤ワインには動脈硬化や脳梗塞を防ぐといわれるポリフェノールが豊富なほか、血流を良くする効果があるといわれているそうで、その効果を狙って飼育関係者がサルに赤ワインを与えるようになったのです。
ハンガリー産のワインといえば、世界三大貴腐ワインといわれる「トカイ」、そしてエゲル地方で作られる「エグリ・ビカベール」(「牡牛の血」という意味)が日本でも有名。もしかしてブダペスト動物園のサルたちもそんな美味しいワインを飲んでいるのでしょうか。……と思ったら残念ながら彼らが飲んでいるのは安いテーブルワインだけだそうです。なるほどさすがにそんなに贅沢はさせられないか(笑)。