朝日新聞によると、ライブドアが運営するポータルサイトのアクセス数は昨年1月の9億件から6月には18億件に倍増。成長曲線を描いている最中に堀江前社長をはじめとする経営陣が逮捕されてしまったなりが、その後もアクセス数は増え続け、1月には20億件の大台に乗ったようなりよ。ブランドイメージの低下によって出稿を控える広告主が控えるなど収益は悪化しているポータルサイト事業ではあるものの、アクセス数自体はそれほどダメージを受けることなく、依然として高い水準をキープしているなりね。
この傾向はアクセス数だけでなく、ライブドアのサービスを使うために必要なIDの登録件数にも現れているようで、昨年1月の1008万人から、旧経営陣逮捕後の今年1月には1571万人と5割以上も増えているのだというなり。まあ旧経営陣の逮捕と、新経営陣の方針が連日のように発表されていたので1月のアクセス数が増えるのはある意味当然のこと。また、すぐにIDを抹消するユーザーが多いとは思えないので、1年前から増えていること自体は何の不思議もないなりよね。
ただひとつ言えるのは、サービスの内容やブランドイメージが激しく低下する中でも、ユーザー離れが加速する……というほどの影響は今のところまだ出ていないということ。あくまでもアクセス数の上では、という注釈は付くなりが、今後も引き続きポータルサイト事業を続けている方針を発表している新生ライブドアにとっては安堵の数字と言えそうなり。
実際に今回の事件の影響がポータルサイトに出てくるのはまだまだ先の話かもしれないなりが、新経営陣はこの苦境を上手く乗り越え、早い段階でブランドイメージの改善をすることができれば、ポータルサイトのサービスは死なずにさらなる成長曲線を描くことができるかも。すべては仮定の話なりが、これまでの悪い膿をすべて出して、良いブランドイメージや良いサービスの構築に向けて頑張って欲しいものなり。