パビリオンを見ていく前に、簡単に「キッザニア」のことを説明しておくなり。「キッザニア」はもともと1999年にメキシコでオープンしたテーマパーク。押し付けがましくない雰囲気の「キッザニア」は現地の子どもたちの間で大人気となり、小学校の課外授業としても取り入れられ、教育的な効果も多方面で注目されることに。テーマパークの中には空港、テレビ局、新聞社、警察、消防署、病院、獣医、銀行、美容室、お菓子工場、コンビニなど約50種類のパビリオン(お店や仕事場の施設)が子どもに合わせたサイズで並んでいるなど、子どもが楽しめるようにさまざまな工夫が凝らされた施設になっているなりよ。そんな「キッザニア」が、満を持して日本に上陸するわけなり。
では、実際にどのようなパビリオンが出展されるのか、判明しているモノの中からいくつかをご紹介するなりね。
[モスフードサービス ハンバーガーショップ]
・子どもが自分でハンバーガーなどのメニューを作れる。
・注文を受け、商品を提供しながら「食を通じて人を幸せにすること」を体感。
[はとバス バスツアー]
・子どもがはとバスの制服を着用し、施設内を循環するバスのツアーガイドを務める。
・街(キッザニア)のガイドポイントを学習して短時間で身に付ける集中力、他人に伝え、理解してもらうためのコミュニケーション能力、自己紹介や挨拶といった社会生活における礼儀作法の基礎などを習得。
[ライオン 歯科医院]
・子どもが歯科医院のスタッフとなり、患者の治療体験を通して、歯の健康についての正しい知識を学べる。
・最先端の「歯科医院」を体験することで、「歯の大切さ」や「からだの健康」について考える。
[J-WAVE ラジオ局]
・子どもがDJとなり、本格的な放送機材や中継回線を使って施設内に実際に放送、将来は外部への本格放送も検討している。
・ラジオ局の業務内容に関心を持ってもらうと共に、情報発信拠点としての利用を見込む。
全部で約50種類ものパビリオンが並ぶテーマパークになるため、ほんの一部しかご紹介することができないなりが、ほかには全日空やヤマト運輸、アメリカンホーム保険、三井不動産、リクルートエイブリック、エプソン販売、三井住友銀行、東京電力、ジェイティービーなどの企業が名を連ねているなりね。多様な業種に渡った顔ぶれで、実に楽しそうなりよ。
「キッザニア」の開業まであと半年程度。また面白いパビリオンの話があれば、随時ご紹介していくことにするなり。お楽しみに。