また、東京証券取引所の西室泰三社長が監理ポスト入りさせる可能性について言及したことに加え、マネックス証券や岩井証券がライブドア関連株を信用取引の担保対象から外す決定を下すなど、「売り」となる材料が次から次へと飛び出す始末。幹部の事情聴取も始まり、週刊誌などには「堀江逮捕のXデー」の文字が躍るなど、緊迫した局面がしばらく続きそうな気配なりね。
さて、企業としての信用が皆無になってきただけに、これまでライブドアの拡大路線に同調して提携をしてきた各社にも「関係解消」を含めた具体的な動きが出てきたなりよ。現在までに判明している動きを、いくつか簡単にまとめておくなりね。
[フジテレビ]資本関係の全面解消検討、損害賠償も視野
[西京銀行]ネット専業銀行設立構想の白紙を検討
[テレビ東京]番組連動の通販事業の提携を解消
[幻冬舎]出版事業の提携解消を検討
[セシール]通信販売。当初の社長人事を変更
[ダイナシティ]マンション販売。社長人事の見直しを検討
[メディアエクスチェンジ]データセンター運営。役員人事の見直しを検討
[ゴルフパートナー]ゴルフ場予約。提携解消を検討
[アップルインターナショナル]中古車販売。提携解消を検討
[エフェクター細胞研究所]主幹事の変更を検討(現在はライブドア証券)
現在判明しているだけでも、これだけの企業がライブドアとの関係の見直しを始めているなりよ。これまで時価総額を頼りに事業の強化を図ってきたライブドアだったなりが、今回の一件で時価総額が暴落。拠り所がなくなったことで、「存亡の危機」に立ったのは間違いないなりね。この上、仮に「堀江&宮内」のカリスマツートップが逮捕となれば……その後の展開は容易に想像できるなり。
まだまだ提携解消の動きは広がっていきそう。何か新しい動きがあり次第、随時お伝えしていくことにするなり。