サンケイスポーツによると、巨人が計画を進めているのはアメリカでの公式戦開催。2009年に生まれ変わるヤンキースの本拠地「ヤンキースタジアム」において、阪神との「伝統の一戦」を開催するために調査を開始しているというなり。まだ実際に阪神側に打診をしているわけでは無いなりが、2年ほど前から構想を立案し、着々と準備を進めているというなりよ。
開催時期は、ヤンキースタジアムでメジャーリーグの公式戦が開催されていないタイミングに限定されるので、基本的には3月下旬あたり。日本とアメリカ間の選手の移動を考えると、プロ野球のシーズンを中断して、というわけにはいかないので、開幕戦あたりが有力になりそうなりね。戦前には巨人がアメリカに遠征して3Aのチームなどと対戦したという記録が残っているようなりが、日本の球団がアメリカで対戦するのは前代未聞。日本からのツアーによる収入や、放映権収入、在米邦人のファン層拡大などが狙いになるなりね。
もし実現すれば大きな挑戦にはなりそうなりが、果たして誰がアメリカでの公式戦開催を望んでいるか、という根本的な疑問も解決しなくてはいけなそう。少なくとも、巨人や阪神のファン、そして選手はあまり望まない試合だと思うなりよ。年間140試合以上行われる公式戦のうち2試合程度がアメリカで行われるくらい問題ないだろうと感じる人も多いと思うなりが、初めての海外遠征、しかも普段と異なる調整を余儀なくされた選手が調子を狂わす可能性も当然あり得るわけで、そうした可能性を凌駕するだけの効果があるのかどうかは慎重に検討して欲しいなりよね。
とはいえ、構想では2009年3月と、実現するにしてもまだまだ先の話。サンケイスポーツの記事も、現時点では「読売関係者の話」レベルなので、ひょっとすると社内で立ち消えになることもあるかもしれないなりよね。まあこんな話もある、ということで。また何か続報があればお伝えすることにするなり。