日経流通新聞によると、この寄付活動の仕組みは次のとおり。
・寄付活動のサイトは一般の買い物サイトのような体裁で作られている。
・ユーザーは通常のネット通販と同じようにバスケットに商品を追加。
・「○○を購入した事実」を友人や家族に対してプレゼント。「Aさんはあなたへの贈り物としてアフリカへ○○を贈りました」というカードが届く。
・昨年から開始した英大手団体のオックスファムは300万ポンド(約6億2000万円)を調達。
・3万頭の動物を約70か国に寄付。
なるほど、通常のオンラインショッピングのような体裁を採用した寄付活動なりか。実際に300万ポンドもの寄付を実現しているのは評価すべき事実なりよね。「○○を購入した事実」というカードを贈られた相手が喜ぶかどうかは別にして、贈る側の財布から出るお金は、相手にモノを贈るも、カードを贈るも同じわけで。相手がこの贈り物に賛同してくれれば、良いシステムかもしれないなり。
ちなみに、オックスファムのサイトを覗いてみると、ヤギ(24ポンド=約5000円)、ラクダ(95ポンド=約2万円)、ロバ(50ポンド=約1万300円)といった動物のほかにも、学校の建設(1700ポンド=約35万円)、学習用のゲーム(60ポンド=約1万2000円)、植樹50本(66ポンド=約1万3200円)なども。バスケットにちょいちょいと放り込んで決済するだけなので、本当に簡単な買い物感覚なりよ。見ているだけでもちょっと面白いかも。
寄付活動のあり方にもいろいろなモノがあるなぁ、と新たな発見のある話題だったなり。興味ある人はぜひオックスファムのサイトを覗いてみてくださいませ。