ただ、そんな映画のネット配信を取り巻く状況が来年から少し変わってくるかもしれないなりよ。ポータル最大手のヤフーが、いよいよ映画のネット配信に乗り出すことになったなりね。圧倒的な数のユーザーを抱えるヤフーだけに、参入が大きな起爆剤になる可能性は高そう。ヤフーはこれまで「ヤフー動画」を展開しながら、なかなか認知度が上がらずに「動画といえばヤフー」のポジションを築くことができなかったなりが、映画のネット配信によって、やや停滞した状態から抜け出すきっかけにしたいところなりよね。
日経新聞によると、ヤフーが今月中のリリースを目指して準備を進めているのはハリウッド映画のネット配信。当初のラインアップは劇場公開とDVD発売が済んだワーナー・ブラザーズの近作が中心で、その数は数十本程度。ほかの大手の作品も順次追加していくというなり。「米映画大手は劇場、DVDに次ぐ第3の収入源としてネット配信に意欲的」だそうで、ヤフーの試みが順調に展開していけば、映画各社も積極的なコンテンツの供給に乗り出す準備はできているなりね。
好きな映画を、自宅に居ながら、自由なタイミングで観られる。日本でもようやくビデオ・オン・デマンドの時代が到来しようとしているなりが、まだパソコンのディスプレイで動画を観ることに抵抗を覚える人や、視聴途中で回線が切れたときにやり場のない怒りを感じる人、ラインアップに魅力を感じない人などなど、いくつも問題は抱えているなりよね。ただ、レンタルビデオが近くにないような地域に住んでいる人にしてみれば、嬉しいサービスなのは間違いなし。「ぽすれん」などの宅配レンタルビデオサービスよりも手軽だし、手間がない映画のネット配信。これから上手く育っていくと良いなりね。ラインアップが充実した暁には、コ○助も日常的に利用したいと思うなり。