自由契約となったのがトライアウトの3日前だったこともあり、準備不足の感もあったなりが、11月7日に千葉県鎌ヶ谷市で開催された第1回のトライアウトには何とか参加。国内の移籍先を模索していたなりが、各球団からは結局声がかからなかったため、今後の去就注目されていたなりよ。そして、4日に明らかになったのは韓国プロ野球のSKワイバンズへの移籍。意外な展開ではあるなりが、SKワイバンズからは年俸3,000万円+出来高払いという、韓国球界の「助っ人」としては最高レベルの提示を受け、韓国語の専属通訳や日本人トレーナー、マンションなども提供される超VIP待遇での移籍となるようなりよ。
SKワイバンズと聞いても、日本ではあまりピンと来ないなりが、通信や石油関連の事業で成長している財閥、SKグループ(鮮京グループ)が親会社の球団。今季は8チーム中3位の成績で、準プレーオフに出場するなど、中堅チームといった印象の球団だというなり。2000年に創設されたばかりの若い球団のため、まだまだ今後の成長が期待されている球団でもあるなりね。今オフに主砲が引退、主力の1人が兵役で抜け、FAで他球団に1人が移籍。戦力補強が急務だったことから、オリックス時代の2003年に打率.307を残した実績を持つ塩谷選手に白羽の矢が立ったようなり。
塩谷選手は、有難くないジンクスがあることでも有名。所属チームが7年連続最下位、12年連続Bクラスと、決して塩谷選手が悪いわけではないなりが、これまで所属チームもあまり良い結果を残していないなりね。少々穿った見方ながら、このジンクスがSKワイバンズでも生き続けるのかどうかにも注目しておきたいところ。また、これまで日本の球団でもチームになじめずに球団批判などを繰り返してきた経緯があるだけに、違う国の、違う環境でどのようなプレーができるのか、トラブルを起こさないかどうかも気になるところではあるなりね。
異国の地でプレーする以上、頑張って結果を残して欲しいのは野球ファンの誰もが思うこと。ハマれば成績を残すことができる実力はまだあるはずなので、活躍のニュースが海を越えて伝わってくることに期待したいものなり。