そんな「BREO」はどのような経緯で開発されることになったのか。その点について、16日付けの日経流通新聞に、江崎グリコの健康食品部商品開発担当マネージャーの藤原俊哉氏が語っているなりよ。なんでも、病院向け食品の開発を手がけるために病院回りをしていたところ、ある病院で口腔ケアに関心を持つ医師に出会ったことが直接の商品化のきっかけだったのだとか。その医師が語ってくれた「高齢者の舌や歯の洗浄のため看護師が毎日ブラシで格闘している」という苦労話をヒントに、「BREO」の開発に乗り出したなりね。以降、新潟大学との共同研究などを経て、3年の月日を費やしてようやく商品化に漕ぎ着けたのだというなり。
一般的なオーラルケアだけでなく、医療の現場の不自由を解消することができる商品。そう捉えると社会的な意味もある、なかなか良さそうな商品ではあるなりが、「舌苔」の除去については少し注意するべきこともあるなりよ。最近はオーラルケアへの関心が高まっているので、「舌苔」が何たるものかについては知っている人も多いと思うなりが、一応簡単にまとめておくなりね。
・「舌苔」とは、舌の表面を白く覆っている部分のこと。
・細菌や食べかすなどが付着して「舌苔」となり、悪臭を放つことがある。
・通常はムリに除去する必要はなし(むしろ除去しすぎると良くない)。
・一般的な除去方法は歯ブラシで舌をこする、ガーゼで舌をふく、などなど。
あくまでも「悪臭の原因になることがある」という程度のものなので、過剰なまでに「舌苔」の除去をしてしまうと、逆に「舌苔」がすぐに付着しやすい舌になったり、余計に口臭が強くなったりすることもあるなりね。明らかに口臭がキツイと自覚していたり、舌が真っ白だったりする場合には「BREO」も活躍してくれそうなりが、そうでは無い場合には口腔内のバランスを崩す要因になりかねないので、食べ過ぎには注意が必要かもしれないなり。
というわけで、どうしても自分の口臭が気になるという人は、一度「BREO」をお試しあれ。何でもそうなりが、過剰摂取に気を付けながら上手くシーンに合わせて利用していければ、良さそうな商品なりね。