29日のタイムテーブルはこちら。ヘッドライナーのフー・ファイターズ(GREEN STAGE、21:30〜23:00)はもちろんだけど、それ以外の見所はなんといってもコールドプレイ(GREEN STAGE、19:20〜20:30)。都心で仕事が終わってからでも間に合うとあって、平日ながらこの2組が登場する時間帯は相当の混雑が予想されるのだ。ぼくもこの日だけ参加するのだけれど、上記2組以外の気になるバンドを挙げてみるのだ(出演時間は変更の可能性があるのだ)。
●ザ・ハイロウズ(GREEN STAGE、15:50〜16:50)
デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)をして「ディープ・パープルのリフにイギー・ポップのボーカルがのっている」と言わしめた日本最高のロック・バンド。ぼくはこの人たちを観に行くといっても過言ではない。第1回の1997年、第6回の2002年に続き3回目の登場なのだ。
●ザ・ポーグス(WHITE STAGE、20:30〜21:30)
かつて故ジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ)も加入していたパンク&アイリッシュ・トラッド・バンド。2001年に再結成後初来日なのだ。8人の大所帯が奏でる爽快メロディーは盛り上がること間違いなし! 主催者のスマッシュ代表・日高正博さんオススメのバンド。
●カイザー・チーフス(RED MARQUEE、16:30〜17:20)
デビュー・アルバムが全英3位、来月発表されるの英国の音楽賞マーキュリー・アワーズにもノミネート(ブックメーカーのオッズはブロック・パーティーと1位を争っている)されて、UKが自身をもってオススメする今年最大の新人が日本初上陸なのだ。ニューウェイブ・リバイバルに一翼を担うものの、ブリット・ポップの継承者といった印象を受けるかも。新人屈指といわれるの演奏技術にも注目なのだ。ライブでは「ナナナナナ〜♪」と盛り上がっちゃいましょう。
●シャーロット・ハザレイ(RED MARQUEE、18:20〜19:20)
「可愛いから」という理由だけで観に行きます(笑)。10代半ばで大ヒットを飛ばした北アイルランドのバンド、アッシュの紅一点のギタリストが来日なのだ。彼女はロンドン出身で、アッシュにはオーディションで後に加入したのだけれど(当時17歳!)、フロントマンのティム・ウィーラーよりもパワフルでテクニカルなギターパフォーマンスで、英NME誌の投票では毎年「かっこいい女性」部門にノミネートされるのだとか。とにかくカッコ可愛い彼女のステージは必見。曲というか声がすごくキュートなのだ。
このほかにも、1975年結成のUKレゲエ・バンドのスティール・パルス(日高さんオススメ)、カナダの爽快パンク・バンドのシンプル・プラン、米国の原風景を彷彿とさせるといわれるケイク(未聴なので楽しみ!)、ザ・ブームの曲をカバーしているロシアのナイト・スナイパーズ、日本人では、デビュー35周年の「ジャパニーズ生ける伝説」忌野清志郎(&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS)、元ミッシャル・ガン・エレファントのチバユウスケや元ブランキー・ジェット・シティの照井利幸らのロッソ(観たい!)、確かなテクとノリのよさでジャズ界を牽引するPE'Z、ハードコア・ジャズ・バンドのソイル&“ピンプ”セッションズなど、見所満載なのだ。ひそかに、苗場食堂に出演する元ハイロウズの白井幹夫と元ブルーハーツの梶原徹也のTHE BIG HIPが楽しみだったりして。しかし、なぜこの2人が組んだの?
このほかのイベントとしては、OASIS AREAのDJブース「PURPLE HAZE」にある岩盤ブースでトークショーやサイン会も開催。タイムスケジュールは以下の通り。
14:00 シンプル・プラン(アコースティックライブ/トーク/サイン会)
15:30 シャーロット・ハザレイ(トーク/サイン会)
19:00 マキシモ・パーク(サイン会)
ほか
GREEN STAGEとRED MARQUEEの間にあるので、ライブの合間にいかが? シャーロット・ハザレイを間近で見たい!
そして、毎年初日だけ行われるイベントが、23時からORANGE COURTで開催される「オールナイトフジ」なのだ。石野卓球やユースなどの出演が予定されており、今年のコンセプトはずばり「テクノの森」。朝6時までピコピコと盛り上がっちゃうのだ。
つづく