「EZ FeliCa」のサービス概要は、基本的には「iモードFeliCa」と同等のもの。JR東日本が提供する「モバイルSuica」に対応するほか、電子マネー機能や会員証機能など、「FeliCa」の持つ機能をすべて携帯電話に集約したサービスとなるなりよ。まだまだ「おサイフケータイ」を利用できる場所は限られているなりが、2,000万の契約者数を抱えるauが参戦することで一気に市場が拡大。いよいよ本格的な「おサイフケータイ」時代が到来することになりそうなりね。
auは「おサイフケータイ」のサービス開始に伴い、ソニー・エリクソン製の「W32S」と日立製作所製の「W32H」の2機種を投入。第一弾として投入されるのはWIN端末なりが、「おサイフケータイ」はWIN端末だけが対応するわけではなく、今後は1X端末にもラインアップを拡張していく方向で検討は進めているようなりよ。本格的な端末投入は2006年度からとなる予定なり。
発表された2機種とも、今回はまだ詳細なスペックは明らかにされていないなりが、両方ともオーソドックスな折りたたみタイプの端末で、「W32S」はソニー・エリクソン製端末の肝だったジョグダイヤルはやはり非搭載。代わりに四角い方向キーが数字キーの上に備えられているなりよ。全体的には丸みを帯び、ピンクのカラーリングを施すなど、女性やライトユーザーをターゲットにした商品になりそうなりね(※本体カラーは今後追加される予定のようなり)。もう一方の「W32H」は、逆に男性ユーザーが好みそうな端末。シルバーとブラックの渋めのカラーリングにまとめられ、数字キーのバックライトがオレンジ色に光るなど、クールな雰囲気を醸し出しているなりよ。
前機種の「W31S」でジョグダイヤルの搭載が見送られたことで、今後ソニー・エリクソン製のWIN端末にジョグダイヤルが搭載されないことは分かっていたことではあるなりが、新機種の「W32S」にジョグダイヤルが搭載されていない姿を見ると、改めてショックを受けてしまうなりよ。「W32S」に搭載されている四角い方向キーには何の個性も感じず、本当に平々凡々な端末になってしまったなぁ、といった感じ。それは万人受けするという意味では悪い選択では無いのかもしれないなりが、これまでソニー・エリクソンを信奉してきたコ○助を含めた「ジョグダイヤル愛好家」は難民状態になってしまったなりね。いったいこの先どうしたら良いのか。
まあ端末の好みはともかく、auでもスタートする「おサイフケータイ」のサービスには期待したいところ。今まで以上にインフラが整備されて、一日も早く、どこでも「おサイフケータイ」のサービスが利用できる環境が育って欲しいものなり。