1年間の長丁場だったNHKの大河ドラマ「新選組!」も終わり、2005年はどのような活動を見せてくれるのか楽しみな三谷幸喜なりが、今年はすでに戸田恵子による一人舞台「なにわバタフライ」の公演を実施。コ○助はチケットを持っていたのに観に行くことができずに落ち込んでしまったなりが、初挑戦の一人舞台も舞台レビュー系のサイトの評判を読む限りでは、なかなか好評だったようなりよ。これまでの型にはまらずに挑戦した一人舞台という新しい世界の開拓は、ひとまず成功をおさめたようなりね。

「なにわバタフライ」以降の予定として判明しているのは、4月に「やっぱり猫が好き」のスペシャル版が4月4日(24時35分〜25時35分。フジテレビ系)に放送されるのと、10月に東京ヴォードヴィルショーの舞台「竜馬の妻とその夫と愛人」が再演される程度。三谷幸喜ファンにとってはちょっと寂しいスケジュールとなっているなりが、現在配布中のリクルートのフリーマガジン「R25」に出ているインタビュー記事で、「新選組!」の総括と共に、今後の予定について少し触れられているなりよ。

「(今は)映画の脚本を書いてます。テレビも舞台も何でも好きだけど、ドラマは大河をやっちゃったんで、実は1クールの普通のドラマに関してはあんまり興味がないんですよ」
「(ドラマを)やるんだったら全然今までにない形で。2時間ドラマの3日連続とか、朝の帯で、たとえば『とくダネ』の前に15分とか。そういう新しい分野を開拓したいですね」
「映画がやっぱりいいなと思うのは、字幕を入れることで世界中に配信できるところ。僕は喜劇作家なので、世界中のみなさんを笑わせる映画を作りたいなと思ってます」

「1クールの普通のドラマに興味がない」というあたりは、コ○助を含めてドラマを通して三谷幸喜の世界に染まっていったファンにとっては少し寂しい話。「新選組!」を完遂したばかりだし、やや燃え尽きた感じがあったとしても、それは致し方のないことなりか。まあ今年は1クールのドラマをやることは無いかもしれないなりが、今後絶対にやらないという話ではないし、気長に次のドラマが発表されることを期待しておくなりか。

インタビューにもあるように、三谷幸喜は現在映画の脚本を執筆中。これまで「ラヂオの時間」と「みんなのいえ」で監督を務めてきた三谷幸喜なりが、現在執筆中の脚本は自身の監督作第3弾として予定されている作品のものなりよ。まだこの作品についての詳細は明らかにされていないなりが、今年の夏頃にクランクイン、来年公開というスケジュールだと言われているなり。「世界中のみなさんを笑わせる映画を作りたい」と意気込んでいるだけに、すでに構想の段階から海外も視野に入れた意欲作になりそうな感じなりね。

今年は少し活動が落ち着いたものになりそうなりが、それでも映画やスペシャルのドラマ、舞台の再演などは準備が進められているようなので、2005年も三谷幸喜の活躍に期待したいものなり。
続きを読む