さてマンホールと言えば、先日、愛知県で使用済みマンホールのフタを盗んだとして逮捕された男性のニュースがありました。38才の容疑者は資材置き場から28組のフタとその枠を盗み、それをスクラップ鉄としてリサイクル業者に売り払ったのです。しかしマンホールといえば、言わずとしれた鉄のカタマリ。その重さはひとつ100キロもするそうですから、一体どうやってそんなに重いモノを運び出したのでしょうか……。
しかしこういったマンホールのフタ窃盗は、お隣の中国では珍しい事ではありません。首都の北京では、道を歩いていると路上に丸い穴がポッカリ開いているのが日常茶飯事。なんでも鉄スクラップとして売り払うためにフタを盗んでいく人が後を絶たないのだとか。でも苦労して重いフタをえっちらおっちら運んでいっても、闇の交換レートはひとつたったの数百円なんだそうです……。
相次ぐ鉄フタ窃盗に対応するために、北京市では新しい素材を導入することになりました。なんでも盗んだとしても資源として価値がない材料をテスト中だそうで、この導入が上手く行けば、昨年だけで24万個という窃盗被害が食い止められるかもしれませんね。
しかしそんなにボコボコ道路に穴が開いているなんて、気を付けて歩かないと大きな事故にもなりかねませんなぁ。