紅白歌合戦の視聴率は年々下がって来ているなりが、昨年の紅白歌合戦は若手の歌手を中心に出場辞退者が相次ぎ、ゲストも当初予定していたペ・ヨンジュン&チェ・ジウの「冬のソナタ」コンビにも出演を辞退されてしまうなど、事前から苦戦が予想されていたなりよね。1月2日にビデオリサーチが発表した昨年の紅白歌合戦の視聴率を見ると、この予想は当たってしまったようで、第1部は30.8%(関東地区、一昨年は35.5%)、第2部は39.3%(同、45.9%)と、2部構成になった1989年以来最低の視聴率を更新してしまったなり。40%を割ったのは史上初のこと。
ちなみに、裏番組の視聴率がどの程度だったのかを見ておくと。(視聴率は関東地区)
NHK 「紅白歌合戦」 第1部 30.8%/第2部 39.3%
日本テレビ系 「2004年最強のネタ芸人ベスト13」 9.5%
TBS系 「K-1 PREMIUM 2004 Dynamite!!」 20.1%
フジテレビ系 「PRIDE大晦日スペシャル男祭り2004」 18.3%
テレビ朝日系 「たけしのTVタックル」 7.8%
参考までに、一昨年の紅白歌合戦と主要裏番組の視聴率を見ておくと。(視聴率は関東地区)
NHK 「紅白歌合戦」 第1部 35.5%/第2部 45.9%
日本テレビ系 「INOKI BOM-BA-YE 2003」 5.1%
TBS系 「K-1 DYNAMITE !!」 19.5%
フジテレビ系 「PRIDE男祭り 大晦日スペシャル」 17.2%
まあ最近は年越しコンサートや、年をまたいで初詣に出かける人が増えるなど、こういった傾向はライフスタイルの変化に伴うものなのである程度は仕方ないこと。でも、それ以上に「紅白歌合戦」に魅力がないのだとすれば、それは制作側の怠慢によるところだと言わざるを得ないだけに、せめて次の紅白歌合戦は昨年の視聴率を下回らないための改革を見せて欲しいなりよね。下がった、下がったといっても、依然として40%近くの視聴率を取るおばけ番組には違いないだけに、頑張って立て直して欲しいものなり。