E型肝炎と言われてもどのような病気なのかピンと来ないかもしれないので簡単に見ておくと。E型肝炎は一般的には開発途上国への旅行者が国内に持ち帰るケースが多い病気なりが、人畜間でウイルスが感染するため、野生の鹿の肉などを食べて感染した例もある病気なりね。体内にE型肝炎ウイルスが入ってから2〜9週間程度(平均6週間)の潜伏期間を経て発症すると、徐々に黄疸が出てくるほか、発熱や消化器系の不調、肝機能の低下などを招くというなり。
多くの場合は安静にしていれば次第に症状が回復していくようなりが、稀に劇症化することがあり、今回の北海道のケースのように死に至ることもあるなりね。潜伏期間が長いのでなかなか自覚症状が出ないのがくせ者なりが、内臓系を食べたあとに体調不良を感じたら、すぐに病院に行ってみたほうが良さそうなりね。何も無ければそれで良いわけだし。ちなみに、今回のケースでは感染者の一人が献血をしており、その血がほかの人に輸血され、ウイルスが拡散していたというなりよ。うぅ、それは怖い……。
今回のように豚のレバーが感染源と特定されたケースは珍しいようなりが、2003年にも北海道の食料品店で市販されていた豚レバーからE型肝炎ウイルスが検出されたことはあるのだとか。報告例がそれくらいなのはE型肝炎の感染源の特定が難しいためで、実際にはほかにも豚のレバーが原因でE型肝炎になってしまった……という人は潜在的にはたくさんいるのかもしれないなりね。
コ○助は幸い、これまでそのような症状になったことが無いので恐らく今のところは大丈夫なのだと思うなりが、臓物生食愛好家と言えども、こんな話を聞いてしまってはやや腰が引けてしまうなりよ。厚生労働省も生食を避けるよう呼びかけているので、ちゃんと原因が解明されるまでは、内臓を食べる時にはよく加熱したものを食べたほうが無難そうなりね。はぁ、でも刺身じゃなくても、ホルモン焼きで生焼けの状態で食べるのも美味しいなりよねぇ。しばらくはお預けにしておくなりか。