例えば「問題解決」を表すのに「ソリューション」、「移動性」が「モビリティー」、「突破する」が「ブレークスルー」などなど。私が日本に住んでいた頃からは考え付かないほど、カタカナ英語が増えていて、それをさも認知度が高いかのように話す人たちも増えてきて…。
でも困るのがこう言ったカタカナ英語、必ずといって良いほど短縮形で言われるようになるんです。これがまた難しい。以前友人と仕事の打ち合わせをしていて
「じゃあ、これからブレストしましょう」
と言われ、てっきり Breast(胸)のことかと思い、こいつ何言ってやがる…?と(笑)。その後には
「何それ?」
「あなた、英語圏で生活しているのに…。ブレスト、『ブレインストーミング』でしょ!」
「短縮するな、ボケェ!」
などと、これまたハートウォーミング(これも最近ですよね、使い始めたの…)な会話を展開したり。
これら外来語のカタカナ、多くの人はまだ使用するのに違和感を感じているのではないでしょうか?そして、この問題に取り組んでいるのが、外来語のわかりやすい言い換えを推奨している国立国語研究所と言う機関です。認知度があまり高くないカタカナ英語選び、それを出来るだけ日本語に「訳そう」と検討を進めています。
で、この度三十三語について言い換えの案を発表したのですが、あいにく「データベース」「メセナ」「オンライン」と言った言葉にはしっくり該当する日本語が出なかったそうです。今後はこれらの言葉も、一般的に意味が知られていく可能性が高いとのことで、そのままにしておこうと言うことでもあるそうですが。
たしかに「オンライン」を「回線接続」とか言われても、逆に妙に感じますもんね。