買収後の出資比率はカーライル・グループが60%、京セラが30%、KDDIが10%と、経営権を握るのはカーライル・グループ。カーライル・グループは世界中の企業に投資をしているなりが、グループ全体の約30%が通信分野への投資ということで、通信分野に明るい会社と言われているなりね。今回のDDIポケット買収に関する投資額は、カーライル・グループとしても過去最大級の投資規模になるようで、それだけ今後の日本におけるPHS事業に大きな期待を寄せているようなり。
ユーザーにとって気になるのは買収によってどのようにサービスが変化していくのか、ということ。今のところ詳細な経営方針に関しては明らかにされておらず、「ユーザーの不便はない」というに止まっているなりが、一応カーライル・グループの首脳からは「法人向けのモバイルデータ通信が中心」との言葉も出ているようなので従来のDDIポケットの経営方針を踏襲することは間違いないようなり。
第一報が出たときに、買収によって音声端末復権の波が萎むことを恐れる声が出ていたなりが、「音声も強化する」との方針も明らかにされているので、どうやらそれも杞憂に終わりそうなりか。そういう意味では、従来路線を基本にしつつ、巨大な資本をバックにつけたというのは、会社にとってもユーザーにとっても大きなメリットになりそうなりよね。
実際にどのようなサービスを展開していくのか、まだ具体的な絵が見えないなりが、今後のDDIポケットと新会社に期待したいものなり。