「東京ベイNKホール」は1988年(昭和63年)に開業。座席数は約6,300席と大型の、首都圏でも有数のコンサートホールとして親しまれてきたなり。1988年ということは、まだ16年の歴史しかないなりか。それで閉鎖してしまうとは……。閉鎖の理由は「竣工後16年を経て設備更新のタイミングに入っており、今後莫大な追加投資が見込まれるため閉鎖するものです」と説明。閉鎖後の建物取り壊しや跡地の利用方法に関してはまだ未定だというなり。
表向きの説明は上記の通りなりが、プレスリリースの「年間稼働日数 160日前後」という記述を見る限り、あまり経営自体が上手くいっていなかったのかもしれないなりね。以前は「東京ベイNKホール」で開催されていたイベントが、大型の「さいたまスーパーアリーナ」や、より交通の便が良い「東京国際フォーラム」などの新しくできた施設に移っていったという話もあるようなので、1年の半分以上が空き施設となっているのは、維持費の面を考えても無駄が多いと判断されたのかもしれないなり。
バブルの頃に建設された建物だけあって、「東京ベイNKホール」の外観はなかなか個性的。たった16年で取り壊しになるのは惜し過ぎるだけに、どこか引き取って再利用してくれる企業は現れないなりかねぇ。建物自体が無くなることは、どうか有りませんように。