任天堂は、そんな「異質な体験」を「Nintendo DS」で提供するだけでなく、ゲームキューブの後継機を目されている据え置き型の次世代機でも提供する考えのようなり。これは決算報告の場で任天堂の森仁洋専務が「来春に米国で開催されるE3で、据え置き型分野でも新しい提案をしたい」と発言したものなりが、一応任天堂の広報は「来年のE3で、据え置き型でも“異質な遊び”を提案するとしただけ」「『新しい提案』が即ち『新ハード』であるとは限らない」とやんわり次世代機の噂を否定。
まあ、他社の動向を見ても、次世代機の話題をするにはちょっと早過ぎるなりからね。まだかたちが見えてこない次世代機の話を出すことで現行のゲームキューブの売れ行きに影響を及ぼす可能性もあるし、任天堂が煙に巻くのは当然。ただ、普通に考えて来年の今ごろの段階で、ゲームキューブに新しい機能を付与しても魅力が上積みされるとは考えにくいだけに、やはり次世代機絡みの話になるのではないのかなぁ、と予測してみたり。
実際、据え置き型でどのような「異質な体験」ができるのかは予想が付かないなりが、音声認識やネットワーク化といったことはすでに「異質」では無いだけに、どのような提案がなされるのか楽しみ半分、不安半分といった感じなりか。良い製品が登場することに期待したいものなり。