3競技の除外は、ロゲ会長の意向でIOCプログラム委員会が2002年秋のIOCメキシコ総会で提案していたのだけれど、IOC委員の猛反対に遭い結論を先延ばしにしていたのだ。
五輪競技が増え続けるなか、世界的に競技人口が決して多くない3競技は除外の対象になっても仕方のないことではあるのだけれど(ほかにも競技人口が少ないものだってあるけど…)、野球が大好きなのぼくとしてはうれしい限りのニュースなのだ。北京五輪では、メジャー選手どころか代表自体が出場できない米国(予選敗退)がいないのは淋しい限りだけど、米国と並ぶ野球大国のわが国がアピールするチャンス! 日本の主導で是非とも盛り上がって欲しいのだ!!(もちろん、ソフトと近代五種もね)。
ただ、ロゲ会長は北京五輪での実施を明言したあと、こう付け加えている。「(競技の見直しをする)例外は、世界反ドーピング機関(WADA)の統一規約を尊重しない場合と倫理規定を犯した場合」。主な五輪競技と違ってドーピング検査のない野球選手のみなさん、くれぐれも薬物は使わないでね。